業態別売却のポイント

ダイニングバーの売却は厨房設備とレイアウトで差がつく!高額売却へのポイントを解説

ダイニングバー売却ポイント

ダイニングバー経営している
みなさまへ

ダイニングバーは食事もできるレストラン型のバーとして、近年登場してきた業態です。カフェバー、バルなどという名称で呼ばれることもあります。居酒屋に分類される場合もありますが、大衆的な居酒屋と比較すると客単価が高い傾向が見られます。提供するメニューによっても異なりますが、カウンターのみのバーやスナックと違い、厨房設備が整っていることが条件となります。そのため開業時の費用が大きくなりがちであり、居抜き店舗については高い需要があります。ダイニングバーを高額売却するための、ポイントについて解説していきます。

ダイニングバーの特徴

ダイニングバーは居酒屋の分類に属しますが、アルコールを飲みながらそれなりの食事もでき、客単価はやや高めの傾向が見られます。そのため客層は落ち着いた年代層がメインとなり、学生相手の店とは異なるコンセプトを持つところが多いようです。 広さとしては少人数で切り盛りする場合には、坪数が比較的小さい方が好まれます。こだわりの店づくりを目指し、初出店や個人の買い取り希望者が多いのも特徴として挙げられます。成功の鍵となるのは、周辺環境・消費者ニーズに合わせた店づくりとメニューです。お酒の種類の豊富さ、提供する料理の多彩さなども大きなポイントとなるでしょう。 繁華街に立地する場合、競合店は課題となりますが、客の流入も見込めます。「アットホームな」「隠れ家的な」といった独自のイメージを打ち出すことで、顧客をつかめる可能性が高くなります。 ダイニングバーは、一般的な居酒屋以上に料理が重要です。店舗にはカウンター以外に、本格的なキッチン設備が必須です。

ダイニングバー
高額売却ポイント

  • Point

    立地条件の要因(外部環境)

    ダイニングバーは客層や提供するサービス内容から、比較的静かな場所が好立地であるとされます。にぎやかな駅前より、道を一本奥に入ったところなど、隠れ家的要素を感じられる通りであれば最適です。
    一定以上の年代層やOLなどを呼び込める立地としては、オフィス街近くが有利です。また楽しく食事とアルコールを楽しんだあと、帰宅しやすい駅近にあればさらに利便性が高くなります。路面店は、エントランスから個性を生かした店づくりが可能となるため、強いこだわりを持つ買主の興味を引きやすい物件です。
    建物の中にある店舗の場合では、宝飾店が入るハイクラスなイメージのあるビルが高額査定されやすくなります。住宅地地域密着型の店舗も、前の店からの客を引き継げる可能性があるため、一定の評価が得られそうです。

  • Point

    内装・設備条件などの要因(内部環境)

    ダイニングバーの場合、ひとりで立ち寄ってお酒を飲みながら食事をする客にも対応可能である必要があります。ひとり、またはカップルなどの少人数の客に対応できるカウンターは、条件の上位に入ります。
    おしゃれな内装・間取りは居抜き店舗の魅力のひとつとなりますが、反面、凝り過ぎていると転用しづらいという難点となります。スタッフの作業がしやすいような動線が確立したレイアウトであれば、客に対してスムーズなサービスが提供できることが予測されます。
    ダイニングバーの命とも言える厨房設備が整備されているのはもちろんですが、ガス容量が大きく、グリーストラップが完備されているなど、どのようなメニューにも対応できる状態であればポイントが高くなります。
    タバコのヤニの除去が丁寧になされ、清潔感のある店舗内は引き渡し後の手間がかからないという点から、高額売却の要素となります。特にダクトがきれいに処理されており、店内に生活感が見られないのは、これから店づくりをする相手に対して好印象を与えられるでしょう。
    路面店の場合には外装に高級感があるということも、ダイニングバーのイメージに大きく貢献するため査定を高くできる可能性があります。

ダイニングバー
まとめ

居心地と雰囲気で好印象を与える

ダイニングバーは、お酒と食事を楽しむためのお店です。ある程度落ち着いた年齢層の客が満足できる店舗をイメージさせられれば、高額売却の可能性が近づきます。清潔感はもちろんですが、インテリアや外装に高級感があればよりベストです。オリジナルのメニューが作れる厨房設備や、サービス動線が考えられたレイアウトは売却に有利なポイントとなります。高額にできる要因と照らし合わせて、強みとなるアピールポイントを探していきましょう。