業態別売却のポイント

弁当屋を高値で売却する際のポイントは?外部環境と内部環境の2つの側面から解説します

弁当屋売却ポイント

弁当屋経営している
みなさまへ

弁当屋を売却するときは、どんなことに気を付けるとよいのでしょうか。
飲食店を売る際には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
飲食店はほかの業態に転用される場合があり、転用性の高い店舗であれば高額で売却できる可能性が高いです。弁当屋は厨房設備が整っている傾向にあり転用性が高いことから、買い手のイメージどおりの立地条件であれば、高額売却が期待できます。
今回は弁当屋を売却する際のポイントについて、外部・内部環境の両側面から解説していきます。

弁当屋の特徴

弁当屋の業態では、厨房設備に大きな鍋やフライヤーが置いてある傾向にあります。弁当屋は、この“大きな鍋やフライヤー”のような、厨房設備が充実していることで転用性の高い業態に分類され、買取り希望者が望む条件どおりの立地に店舗が立っていれば、高額売却も期待できます。 また、商店街や駅前などの人通りの多い立地に店舗があれば、相手の望む立地条件に合致していなくとも、高い需要が見込めることも多いです。

弁当屋
高額売却ポイント

  • Point

    店舗売却価格を決める3つの要素

    弁当屋に限らず、飲食店には店舗売却価格を決める3つの要素が存在しています。

    立地条件

    弁当屋を含め、飲食店の売り上げに影響を及ぼすのは立地条件です。弁当屋の場合は先に述べたとおり、商店街や駅前のように人通りの多い地域に出店できているかどうかが、高額売却のポイントとなります。
    また、顧客層の有無や、その立地における効果的な集客方法なども確認しておきましょう。

    転用性

    続いて、転用性の高い店舗であるかどうかが高額売却のポイントとして挙げられます。どの飲食店も本来の業種とは別の目的で使用するために、店舗の買取りを希望することがあります。
    店内の内装・外装が別業種へ転用しやすく、買取り希望者が店を開くときに設備をそろえなくても済むよう、既存設備が充実しているかどうかも、高額売却のポイントです。

    清潔感

    顧客に飲食を提供する飲食店の性質上、内装が清潔に保たれていれば顧客が入る見込みもあるため、高額で売却できる可能性が高まります。

  • Point

    弁当屋を高く売るために押さえておきたいポイント

    弁当屋を高額売却するためのポイントについて、外部環境と内部環境の両面から解説していきます。

    内部環境

    • 厨房設備

    弁当屋は冷蔵庫やガスレンジ、大きな鍋やフライヤーを使用しているケースの多い業態。
    大量に食品を調理する必要があり、冷蔵ショーケースやガス回転釜などもあればいいが、厨房設備の状態が悪いと、値引きの対象になる可能性が高い。

    • 内装や調理機器のメンテナンスが行き届いているか

    厨房設備は手入れが行き届いていないと値引き対象に。普段からの動作確認や整備を怠らないようにしておくべき。

    • グリストラップと排気ダクトの存在

    「グリストラップ」とは、厨房からの排水に含まれる残飯や油をためる設備。弁当屋は顧客に飲食を提供するお店のため、グリストラップは排気ダクトと合わせて設置が必須。もし、これらが壊れていると新規設置費用がかかるため、買い手の負担となってしまう。日ごろからの動作確認や清掃を怠らないこと。

    • 店舗の営業時間

    大手チェーンの場合だと24時間営業の店舗が多く、幅広い層の顧客が利用可能になっている。店舗の買い手にとっても営業時間が長い方がよいため、遅くまで営業できた方が売却時は有利。

    • 店舗のレイアウト

    従業員や顧客の動線を考えて設備が置かれている店舗であれば、ほかの業態に転用しても支障がないため、高額売却には有利。

    外部環境

    • 立地条件

    商店街や駅前のように人通りの多い地域に出店できていれば、多くの客入りが見込めるため、高額売却が期待できる。

    • 競合店の存在や顧客層の情報

    弁当屋として営業しているときの競合店の存在や、主な顧客層の情報を提供できると買い手にとってのメリットとなる。

弁当屋
まとめ

弁当屋を高額で売却するためには、ほかの業態に転用可能な設備が整っているかどうかや、多くの顧客が見込める立地に店舗があるかどうかがポイントです。
特に厨房設備は高額売却の要であり、普段からの動作確認や清掃を怠らないようにしましょう。