業態別売却のポイント

ケーキ屋の店舗売却は第一印象が決め手?高額査定に結び付くポイントを解説

ケーキ屋売却ポイント

ケーキ屋経営している
みなさまへ

スイーツのトレンドは常に話題となり、街角の人気ケーキ店にも行列ができているのを見かけます。最近は女性パティシエも増え、自分で店を持ちたいという夢を持っている人も少なくありません。ケーキ店の開業には特殊な機器類が必要となるため、居抜き店舗の需要は一定数あると考えてよいでしょう。しかし、売却に当たっては買主に与える印象が重要です。ここではケーキ屋の店舗売却で、高額査定に結び付くポイントについて解説していきます。

ケーキ屋の特徴

ケーキ屋は、比較的小資本で開業できる業種です。ただし独立開業に至るには、十分な技能の取得に時間がかかり、またそのときどきのトレンドを読む力が必要とされます。 近年、少子高齢化や世帯当たりの商品購買力の低下などの影響もあり、菓子類の国内需要は減少傾向にあります。そんな状況下にありながら競争力を上げていくためには、ターゲットのニーズについての情報収集をしっかりと行っていかなければなりません。 ケーキ屋は女性がメインターゲットのため、SNS映えにより店舗についても特に雰囲気が重視されます。そのため、繁盛する成功ポイントとしては、商品やサービスの開発力のほか、「特徴ある店舗デザイン」も大きな要素です。 手軽に購入できてお手ごろ価格のコンビニスイーツと、どのように戦っていくのか、商品の差別化が重要になってきます。

ケーキ屋の高額売却ができる要因

ケーキ屋の店舗を高額売却するための、主な要因について見ていきます。

ケーキ屋
高額売却ポイント

  • Point

    立地条件の要因(外部環境)

    ケーキ屋の店舗の立地条件は、店のコンセプトにより変わります。ケーキ屋では路面店はもちろんですが、商業施設内や駅地下などの物件も多く見られます。
    繁華街は視認性が高く、商品の持つ誘因力が生かせて有利です。駅周辺は贈答品や手土産としての用途などにも対応でき、高い集客力が見込まれます。
    商業施設や量販店の施設内は、競争力も高くなりますが、買い物ついでにケーキを購入するという客もターゲットにできます。
    ただ、ケーキの場合には、おいしい商品を求めて遠くまで買いに来る人も多いため、こだわりの商品に自信があれば、住宅街やロードサイドなど一見不利に感じる立地であっても、十分に軌道に乗せられる可能性があります。
    書店や美容室、雑貨店などが周囲にある場合、ケーキ屋での購入を目的としていない女性客の目にとまり、入店を促すことが期待できます。女性に好まれるようなエリア内にあると、立地として有利です。

  • Point

    高額売却のポイント(内部環境)

    ケーキ屋は厨房設備のほかに、カフェ併設かテイクアウト専門かによって適応する広さが変わります。
    設備として、生クリームやフルーツなどを保存するのに十分な大きさの冷蔵機器は必須です。製菓専用のオーブンといった機器類、ケーキを並べて見せられる冷蔵機能が付いたショーケースはポイントが高くなります。
    油や煙等による経年劣化が少ないことや、手入れの行き届いたダクトやグリストラップが完備されているのは、高額査定にかなり貢献するでしょう。
    清潔感があり明るい店舗は集客力アップにつながるため、買主からの評価が高くなります。また外から中身が見える位置にショーケースがあることも、ケーキ屋としての魅力向上に寄与できる点です。
    作業の動線を考えたときには、レジの専用スペースがあることが大きな違いを生みます。ケーキを梱包する場所とは別にレジカウンターがあることで、スタッフが動きやすく、客には清潔感を印象づけられます。

ケーキ屋
まとめ

入りやすさと清潔感が高額査定に影響する

ケーキ屋は比較的居抜き店舗の情報が少ないといわれています。そのため、専用の厨房機器がそろっている場合には、高額売却が期待できます。一方で、女性客がメインとなるため店舗イメージはとても重要です。内装や窓の汚れは事前にできるだけ対処しておきましょう。また、外から商品が見える位置にショーケースがあるといったように、ケーキ屋特有の査定ポイントがあります。ケーキ屋の場合、立地が多少不利な場合でも店のコンセプトによっては十分に成功できるため、店舗売却時のアピールの仕方がカギとなってきます。