レストランを高額で売却するために必要なことは？

どの飲食店にも共通して、店舗売却価格を決める要素が存在しています。
それには主に以下のようなものがあります。

立地条件

飲食店のビジネスはその立地条件に影響を受けます。レストランの場合は多くの種類があるので、店舗が扱っているメニューや店の雰囲気に合った立地に出店できているかどうかが大切です。
また、顧客層の有無、そのエリアでの効果的な集客方法、競合店の有無などもレストランの売り上げを決める要素になります。

転用性

どの飲食店もその店舗の業種とはまったく異なる業種業態の人が、買い取りを希望する場合があります。
その場合、店舗のインテリアや外装がほかの業種へと転用しやすくなっているかが、高価売却のポイントになります。

清潔感

飲食店は顧客に飲食を提供するお店ですので、内装の清潔感は大切な要素です。これはほかの業態へと転用する場合でも同様で、清潔感のない店舗に入りたがる顧客は多くありません。
そのため店舗内の清潔感も、店の売却価格を決定づける要素だと言えるのです。

ではここからは、レストランを高額で売却するための確認項目を見ていきましょう。

テーブル配置

店舗の雰囲気やターゲットとする客層にもよりますが、顧客がスムーズに席につけるようテーブルが配置されているか、固定テーブルの数が少なく、大人数の来客にも対応できるかなどが高価売却のポイントとなります。

専用厨房機器

冷蔵庫や製氷機などの基本的な設備だけでなく、スチームコンベクションオーブンやグリドルなどの専門性の高い機器がそろっているかどうかも高価売却のポイントです。
レストランの専用機器は高価なものが多いため、これを一からそろえる手間と費用を省けることが、買い手にとっては魅力的なのです。

空調・排気・排水設備

厨房からの煙や臭気を外部へ放出するための排気ダクトや、一時的に厨房の排水設備内の油・残りかすをためるグリストラップなどが設置されていることは、これらを取り付ける手間と費用が省けるので高価売却のポイントになります。
また、空調設備も設置に手間と費用がかかるため、最初から設置されていることが望ましいです。

転用性の高さ

レストランは厨房設備の充実性と内装の美しさから、他業態への転用が多い業種です。
他業態で出店する際、簡単な内装工事をするだけで開店できるという見込みがあれば、高価売却が期待できます。

立地

先に述べたようにターゲット層の集まる立地や、お店のメニューの雰囲気に合った環境に店舗が立っているかも、高価売却のポイントです。

店舗の外装

顧客に入店してもらうためにはレストランがどのようなメニューを出しているのか、顧客が想像しやすい外装であることが大切です。
またシンプルでありながら店舗の特徴を捉えており、他業態に転用がきく外装であれば、高価売却ポイントになります。