寿司屋の店舗売却で高額査定が狙えるポイントを解説

外部環境として最も重要なのは立地条件ですが、ターゲットとコンセプトにより適切な立地は変わります。
例えば、ファミリー向けであれば、国道沿いで目立つ場所に看板を立てられると集客が容易になります。ターゲットが外国人を含む観光客であれば、観光地周辺のほか、繁華街や駅近が有利です。
ファミリー向けであっても中規模程度の店舗や、玄人好みの隠れ家的店舗を目指すのであれば、閑静な住宅地やその付近でも人気店を作ることができます。
オフィス街では、庶民的な価格設定をすることでランチ需要も見込めるでしょう。
ワンランク上の高級系を狙うのであれば、繁華街近くでも抜け道や裏道など、閑静で落ち着いた場所がベストです。
買主がどのような客層をターゲットとし、寿司屋のコンセプトを定めているのかによって、好まれる立地が決まってきます。立地の良し悪しは相手によって異なりますが、店舗立地の強みを探すことで高額売却につなげられます。

売主側としては店舗の坪数の多寡が気になるところですが、広さに関してはサイズ別に需要があります。
一般的には、高級志向の寿司屋はカウンターから店内が一望できるタイプが多く見られます。ただ高級系でも、個室をおきたい買主の場合には、ある程度の広さを求めるため一概には言えません。
寿司屋の売却でポイントが高い設備としては、使用感の少ない大容量冷蔵庫が挙げられます。特に修理履歴がないことや、超低温冷凍といった高機能であることは高額化に貢献します。
設備全体に言えることですが、有名メーカーのものの方がサポートや不具合発生時の対応が迅速と考えられるため、その分評価も高くなります。
寿司屋は新鮮なネタが命です。ネタがより美しく映え、鮮度を保てる冷蔵型ディスプレーショーケースは、あと付けすると高額になるため、付属していれば高額売却の目玉となります。
カウンターも同様ですが、あくまでも手入れの行き届いた清潔なカウンターであることが条件です。
内装や間取りに関してはあまり凝っていない無難なスタイルの方が、需要が高いと考えられます。
そのほか、寿司屋では水を大量に使うことが多いので、広いシンクや汚れが流れ出てしまわないように処理できるグリストラップがあれば、買主へのアピール度が上がります。
寿司屋売却では、清潔感が第一です。買主目線に立ち、気になる部分があれば先に手を入れておくようにすると、価格向上が期待できます。