業態別売却のポイント

和食料理屋を高値で売却する際のポイントは?外部環境と内部環境の側面に分けて解説!

和食売却ポイント

和食経営している
みなさまへ

和食の特徴

和食料理屋は座敷、ふすま、引き戸などの他業種にはあまり見られない内装が特徴です。 これらの設備は新たに設置するとなると非常にコストがかかるため、和食料理屋を開きたい人が売却物件を購入し、使用するといったケースもあります。 和食料理屋は、同じ業種同士での売却が成立しやすい居抜き店舗だと言えますが、その設備の充実度や臭気の出にくい清潔な店舗のイメージからか、他業種の方が買い取る場合もあります。 和食料理屋が持つ「和の印象」を生かしたい業態には、うどん・そば屋や居酒屋など幅が広く、立地条件によっては高額売却も期待できる物件だと言えるでしょう。

和食
高額売却ポイント

  • Point

    店舗売却価格を決める3つの要素

    和食料理屋にとって好ましい立地条件はほかの業態と同様、ビジネス街や駅前など人通りの多い場所です。
    しかし、上述の「好立地条件」を満たしていなくても、例えば静かな隠れ家和食店や居酒屋などのように、買い手側のイメージに適合する立地にあるかどうかで、円滑に買い取りが進むこともあります。

    規模

    店舗の規模については、和食料理屋の場合、狭くても広くても需要が見込めます。
    しかし、個室に入って落ち着いた環境下で和食を食べるために来店する顧客も多いため、個室の有無はこのタイプの店舗売却においては大事な要素です。

    清潔感

    どの飲食店でも顧客に飲食物を提供する以上、清潔感は大切です。
    特に和食料理屋は清潔なイメージの強い店舗であるため、内装や厨房が汚れていると買い手が遠のく可能性は高いと言えます。普段からの掃除を徹底し、清潔な店内を維持するようにしましょう。

  • Point

    和食料理屋を高く売るために注目すべきポイント

    では、先に述べたことを踏まえたうえで、和食料理屋を高額で売却するために必要なポイントを押さえておきましょう。

    内装・設備(内部環境)

    和食店の内装には引き戸や座敷などこの業態特有のものがあり、準備するには多額の費用がかかります。
    そのため買い手はもともとの内装を流用する傾向にあり、魚を扱う店舗なら大きな水槽があれば、アピールポイントにもなります。また、内装を含めた内部環境については以下のことを押さえておきましょう。

    • 厨房設備の不備や故障を確認

    揚げ物に使用するフライヤーや釜、大きな鍋、製麺機、ガスコンロなどは状態がよければ、再利用する買い手も多くいます。他業態を開く場合でも、これらの設備は応用がきき重宝される傾向。
    しかし、もし不備や故障があれば流用できずに修理費用がかかるため、売却前には故障の有無を確認します。

    • 内装

    和風の内装は先述のように流用される傾向があり、他業態を展開する場合でも汎用性が高いです。
    テーブルや椅子、カウンターなどがあれば寿司屋の開業もできるため、アピールポイントになることも。

    • 店内の広さ

    先に述べたように店内の広さよりも、個室の有無がアピールポイントになります。個室のあるお店の方が高く売却が可能です。

    • 冷凍・冷蔵設備を点検

    業務用冷蔵庫や冷凍庫があれば、どんな飲食店でもプラス査定になるが、和食店の場合は特に重要です。和食に魚を使う場合は鮮度と色みが大事であるため、極低温冷凍ができる設備があることが望ましいです。

    • 動線

    麺を扱う場合は回転率が重要であるため、厨房からの動線もアピールポイントになります。

    立地条件(外部環境)

    • 立地条件が店舗イメージに合っているかを確かめます

    落ち着いた環境下にある店舗の場合は、和食料理屋のイメージに合っているため、ポイントになります。

    • 外装にもこだわる

    外装もきれいな方が望ましく、各部の劣化やひび割れなどがないかを確認します。和の要素を大事にした外装であれば、店舗イメージに合うため、高額売却も見込めます。

和食
まとめ

和食料理屋を高い値段で売却するにはこの業態だけに存在する特徴を把握し、外部環境・内部環境の両面から考えましょう。特に冷蔵・冷凍設備の状態を確かめ、店舗規模によっては回転率を上げるための動線にも目を向ける必要があります。もちろん、店内を清潔に保つ、厨房をきれいにしておくといった普段の清掃も怠らないようにしましょう。