カフェを高値で売却する際のポイントは？外部環境と内部環境の2つの側面から解説します

カフェに限らず、飲食店には店舗売却価格を決める3つの要素があります。

立地条件

カフェを含め、飲食店の売り上げには立地条件が関わってきます。
カフェの場合は立地地域が持つイメージと、カフェのコンセプトが合致することによって売り上げを上げられるため、店舗コンセプトに合った地域に出店できているかどうかが、お店をより高額で売るポイントとなります。また、顧客層の有無も確認しておきましょう。

転用性

飲食店を居抜き売却するときは、店舗の業態とは異なる業種の人が買い手になることがあります。
カフェは油を使う調理をしない傾向にあることから、内装も汚れにくく、転用性の高い物件です。

清潔感

カフェを含め、飲食店は顧客に飲食を提供するお店です。不潔な店内に入りたがる客はあまりいません。
内装や厨房機器の清掃を怠らないようにしていれば、店舗を高額売却できる可能性を高められます。

では、カフェを高額で売却するために押さえておきたいポイントについて見ていきましょう。

店舗の内装

買い手がカフェの内装に求めるクオリティーはおのおの異なっており、売却時はオーナーによって反応が分かれることもあります。
しかし、内装が清潔に保たれていれば買い手に好まれることが多く、きれいな内装であれば、高額で売却できる可能性が高まります。

天井の高さ

カフェの買取りを希望する人の多くが開放的な店舗をイメージしています。
そのため床から天井までの高さが高ければ、高額で売却できる可能性があります。

設備容量

カフェの場合はガスを使用せず、電気を使って調理しているところもありますが、別業種へ転用された場合、ガスが使われることもあります。
例えば、レストランに転用された場合、ガスの引き込みがないと大規模な工事が必要なので、ガスを引き込んでいて十分な容量があれば、それが高額売却のポイントとなります。

グリストラップの有無

「グリストラップ」とは、厨房からの排水に含まれる残りかすや油をためるための設備です。
カフェは「軽飲食」として保健所の審査を通していることもあり、グリストラップが設置されていない店舗も多くあります。
別業種に転用する場合はグリストラップの工事費用がかかることもあるので、最初からグリストラップを設置している店の方が高額で売却できます。

契約条項

カフェの店舗がリース店舗だった場合は、店舗所有者がリース会社になるので、譲渡契約を交わしたあとにリース会社が店舗やその設備を没収するというケースがあります。
カフェの売却前に店舗所有者を確認しておきましょう。

外部は立地エリアが鍵に

カフェは、土地が持つイメージと店舗コンセプトの合致によって集客率を上げられるので、店舗コンセプトに合った土地に出店できているかどうかが、高額売却のポイントとなります。