事前に内見時に漏水の事実を告げて売主買主間で合意しているのであれば、そのままの状態にて引き渡すことはできます。ただし、居抜き店舗においては発生原因を問わず漏水についてのトラブルは多くなっております。費用面の問題もありますが、可能であれば、トラブル回避のためにも引き渡しまでに修繕することをおすすめします。また、漏水の事実を知りながら買主に告げずトラブルとなった場合、売主はその責任を免れないので注意が必要です。その他、関連するトラブルとしては、配管のつまりがあります。一定期間使用していなかった場合、例えば、グリーストラップ内で油が固まってしまっているということもあります。次のテナントがオープンしてから、排水が逆流し、店内が水浸しになってしまったというトラブルもあるので常に清掃して万全の状態で買主に引き渡すことが重要です。この点、特に埋没している配管の状態は把握しにくいので高圧洗浄業者など専門業者に依頼するなどして対応することをおすすめします。